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伝染性単核症

伝染性単核症は、感染症で、全身のリンパ節が腫れるものです。

原因

原因はEBウイルスです。キス等、経口感染が多く見られます。成人の8割に免疫があり発症していません。

症状

・倦怠感
・食欲不振
・発熱
・筋肉痛
・悪寒
・リンパ節の腫れ
・肝臓、脾臓の腫れ
・全身発疹

治療

対症療法を実施し、重症には副腎皮質ホルモン剤を使います。安静にすれば、1〜2ヶ月で治癒します。

EBVによる伝染性単核球症に特異的な治療法はありません。解熱鎮痛薬、肝保護剤などによる対症療法が中心となります。肝脾腫が強い例では、腹部への衝撃により脾破裂が起こった例もあるため、安静が必要です。小児など、咽頭痛や全身倦怠感のために経口摂取不良となった場合には、入院して補液を行う必要があります。
特に重症である例(発熱が長期に持続する、全身状態が著しく不良である、血球減少が見られ血球貪食症候群の合併が懸念される、など)では副腎皮質ステロイド投与やガンマグロブリン大量投与が行われることもあります。
サイトメガロウイルスにはガンシクロビル(GCV)が有効である可能性がありますが、骨髄抑制、腎障害など重篤な副作用があるため、伝染性単核症には通常用いられありません。(GCVは造血幹細胞移植後など、免疫不全状態の患者の重篤なCMV感染症に適応がある)
抗菌薬は無効です。特に、アミノベンジルペニシリンをはじめとした合成ペニシリンは、発疹を誘発する可能性があります。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』