Q&A

  • プール熱が園で流行中ですが、プールに入らなければうつりませんか?
  • いいえ、うつります。
     たしかにプール熱(咽頭結膜熱)は、夏にプールを介して学童の間に流行しますが、プールに入
    いらなくてもうつります。また、夏ばかりでなく、通年性に、日常的に遭遇する疾患です。
     39℃以上の高熱が4~5日続き、咽頭痛が強く、目も赤くなります。さらに、頭痛、嘔気、腹痛、
    下痢などの消化器症状を伴うこともあります。アデノウイルスが原因です。一部の患児では、
    発熱以外の症状がなく、冬場ではインフルエンザと混同されることもあります。しかし今はインフルエンザ同様、アデノウイルスにも迅速診断キットがあり、極めて有効です。
      予防には、以下のことに気を付けましょう。
    1. 流水と石けんによる手洗い、うがい。
    2. 感染者との密接な接触をさける。(タオルなどは別に使う)
    3. プールからあがった時はシャワーを浴び、目をしっかり洗い、うがいをする。

  • テレビは子どもの成長に影響をしますか?
  • テレビは親子のふれあいを奪い去ります。人とうまくコミュニケーションが取れないために、引きこもりがちになってしまう。。。今、子どもの自閉的な行動で悩む家庭が増えています。このようなケースは、乳幼児期における親子のコミュニケーション不足が原因となっていることが多く、特にテレビをはじめとしたメディアの影響が大きいです。
     授乳中の赤ちゃんは、母親の顔を見ながら、母親の声を聞きながら、心安らかに成長します。しかしある調査によると、授乳中の母親の80%は、テレビを見ながら授乳をしているのが現状で、赤ちゃんの顔をあまり見ていません。また1歳を過ぎる頃には、静かにしているからという理由で、子どもにビデオ、テレビ、スマホを見せる保護者が増えます。しかしテレビ、スマホは保護者のように、子どもの言葉に答えてはくれないし、微笑み返してもくれません。テレビ、スマホに子守はできません。テレビ、スマホがなければ生活できない習慣を断ち切りましょう。
     表情が乏しかった子どもや、言葉の遅れが目立つ子どもも、テレビの視聴を減らすことで随分と回復する場合があります。特に3歳未満なら効果的です。早ければ早いほど良いのです。まずは、週に1日、テレビを見ない日を作ってはどうでしょうか。家族のコミュニケーションが増え、就寝時間も早まり、きっと充実した1日となることでしょう。

「子どもとメディア」提言(2004.2.6日本小児科医会より)

  1. 2歳までのテレビ、ビデオ視聴は控えましょう。
  2. 授乳中、食事中のテレビ、ビデオの視聴はやめましょう。
  3. すべてのメディアへの接触する総時間を制限することが重要です。
    1日2時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30分までを目安と考えます。
  4. 子ども部屋には、テレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。
  5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。
  • 予防接種のあとに、注射部位をもんでもらえなかったのですが大丈夫でしょうか?
  • はい。大丈夫です。
    接種部位を揉むことによって、皮下組織や筋肉の傷害を起こし、血管を損傷する恐れがあり、ワクチン液が血液中に浸透して、アナフィラキシー(※)を起こす可能性が高まることが予想されます。また三種混合(DPT)などの沈降製剤ワクチンは、抗原が局所に滞留し、長期にわたって抗原刺激が続くようにアジュバンド(※)が添加されているので、接種部位を揉むことは吸収を促進させ、逆効果になります。
    • アナフィラキシー
      接種後約30分以内におこるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出る、吐き気・嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、ショック状態になるような激しい全身反応のことです。
    • アジュバンド
      抗原をある種の物質と混合して接種すると、抗原を単独で接種したときよりも抗体の産生が良くなることがあります。この様な物質をアジュバンドといいます。アジュバンドの効果としては抗原の貯蔵場所を作り、吸収を遅らせることにより抗原刺激が長く続くことが考えられていますが、詳細なメカニズムはまだ分かっていません。
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