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急性化膿性乳腺炎

急性化膿性乳腺炎は、細菌感染による乳腺の炎症です。

原因

ブドウ球菌、淋菌、連鎖球菌等の細菌が、乳頭や乳輪の傷口から感染して起こります。主に産褥期に起こります。

症状

・乳管炎・・・乳管が腫れる
・実質性乳腺炎・・・乳腺全体が腫れる
・間質性乳腺炎・・・乳房全体が腫れる、痛み、発熱、悪寒、膿瘍、リンパ節の腫れ

治療

乳房を冷やす。抗生物質、切開による排膿等をします。授乳は中止します。

分娩後2〜6週のころに、うっ滞性乳腺炎の途中で乳頭の傷口から化膿菌が入ってこの病気にかかる。全身に寒けやふるえが出て発熱(38℃以上)し、乳房がかたく赤く腫れて激しく痛む。
その後炎症は1カ所に固まってきて膿瘍をつくり、時には自然に破れて膿が外に出ることもあります。