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ギラン・バレー症候群(急性多発性神経炎)

ギラン・バレー症候群(急性多発性神経炎)は、かぜや下痢の後で、手足のしびれや筋力低下が起きるものです。ギラン・バレーは学者の名です。

原因

原因は不明です。

症状

・手足のしびれ
・脱力
・筋力低下
・歩行困難
・顔面神経麻痺

治療

免疫ブログリン、血漿交換で回復を促進します。呼吸器感染症が併発した場合は、抗生物質投与や手術をします。筋力低下等、後遺症が出る場合があります。

検査

診断は神経内科の医師が行います。

神経学的身体所見:対称性の筋力低下、深部腱反射の低下や消失
神経伝達速度:末梢神経伝導速度遅延
髄液検査:脳脊髄液中に蛋白が増加していますが、細胞の増加は認めない(蛋白細胞解離)
血液検査:血清中に抗ガングリオシド抗体を認めることがある

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