吻合部潰瘍
吻合部潰瘍は、胃切除後症候群のひとつで、胃切除手術後、1〜2年で吻合部に潰瘍ができるものです。
原因
胃切除手術後も、胃酸の分泌が減少しないために起こります。
症状
・腹痛
・食思不振
・嘔気
・嘔吐
・出血
・穿孔
・狭窄
治療
薬物療法をまず行い、効果のないときは手術をします。
胃切除後の再建法
幽門側胃切除後のビルロート I法による再建
幽門側胃切除後のビルロート II法による再建
胃全摘後のRoux-en-Y法による再建
胃全摘後の空腸間置法による再建
胃全摘後のダブルトラクト法による再建古典的にはBillroth I法(ビルロートまたはビルロース いっぽう)およびII法(-にほう)が用いられてきた。これは幽門側胃切除を行った後の再建方式で、ビルロート I法では残胃と十二指腸を直接吻合します。残胃が十二指腸に届かない場合II法が用いられます。これは残胃と空腸を端側吻合するものです。
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