Q&A

皆様からお寄せ頂いたお便りの中から良くある質問を掲載していきます。

Q&Aに関してはこちらから。

Q:1才の男児ですが、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが無料でできるようになったと聞きましたが接種をうけておいた方がいいでしょうか?
A:

 郡山市では今年(平成23年)の2月中旬から生後2ヶ月から5才未満のお子さんを対象にヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)ワクチン及び、小児用肺炎球菌ワクチン接種に関して接種費用の助成が開始され、無料で接種を受けることができるようになりました。
 ヒブや肺炎球菌は乳幼児に髄膜炎、肺炎、敗血症、中耳炎などの感染症の原因になります。特に髄膜炎は予後が悪く死亡例や精神発達遅滞などの後遺症を残す率が、30〜40%といわれています。日本ではヒブワクチンは平成20年12月から、肺炎球菌ワクチンは平成22月2月から接種できるようになりましたが、すでに世界では100ヶ国以上で接種せれており、導入後に重篤な感染症が劇的に減っていることがわかっています。また、髄膜炎の症状は最初の症状が風邪と区別がつきにくく、さらに診断がついても耐性菌の増加により治療が難しくなっています。
 以上のような理由で接種対象の方にはぜひ接種をおすすめいたします。ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは同時に接種しても副反応の頻度が上がるようなことはないとされ、従来の三種混合ワクチンと同時に接種を受けることも可能です。接種回数は年齢により異なりますので、詳しくはかかりつけの小児科医にご相談下さい。


Q:「マイコプラズマ肺炎」とはどんな病気ですか?
A:

 マイコプラズマはウィルスと細菌の中間的な性質を持った病原体で、肺炎や気管支炎の原因となります。かつては3〜4年毎に流行すると言われていましたが、最近は毎年冬から初夏にかけて流行が見られるようです。4才以上の児に多く、主な症状としては発熱が一週間から10日ぐらい続き、激しい咳がでます。熱が下がってからも咳が続いたり、ぜいぜいすることもあります。飛沫でうつるため、学校や会社などで集団で感染するケースもあります。マイコプラズマに有効な抗生物質の投与が必要となりますが、症状が重いと入院加療を要します。


Q:Hibワクチンについて教えて下さい。
A:  Hibとはヘモフィルスインフルエンザ菌でb型という細菌のことで、冬に流行するインフルエンザウィルスとはまったく別のものです。この細菌は人から人へと飛沫感染し、いろいろな病気を引き起こし、なかでもHib髄膜炎は予後の悪い病気です。生後3ヶ月から5歳までの小児がかかり、特に2歳未満のお子さんに多く、毎年約600人くらいの乳幼児がかかっています。
 主な症状は、発熱、頭痛、嘔吐、けいれんなどで、約25%に難聴、神経障害などの後遺症を残し、約5%が死亡すると言われています。Hib髄膜炎は、最初の症状はかぜと区別がつきにくく、また診断がついても耐性菌が増えているため治療が難しくなっています。
 日本ではこれまでHibワクチンをうけることができませんでしたが、世界ではすでに120カ国以上で導入されていました。ようやく日本でもこのHibワクチンをうけることができるようになりました。生後2〜7ヶ月で接種を開始し、4〜8週あけて3回、その1年後に追加接種1回の計4回を受けます。しかし、現在のところ全額自己負担で、受けるワクチンであり、詳しくはかかりつけの小児科医にご相談下さい。

Q:「ぜんそく」の症状にはどのようなものがありますか?
A:  「気管支ぜんそく」について。朝夕の気温が低くなるとともに「ぜんそく」の発作で来院する患者さんが増えています。夏の暑い時期に繁殖した室内や布団などのダニが秋には死骸となり、それを吸い込むことで発作が誘発されます。発作が軽いとせきや痰がでて、多少息苦しい程度で「ゼーゼー」という喘鳴はありません。せきが続くのは長びくかぜのためと思い込んで、ぜんそくが見逃されることがあります。せきは夜中から早朝にかけて多く、特に乳幼児は咳込んで嘔吐したりします。このような症状は1年を通して起こる可能性がありますが、特に秋は悪化するお子さんが多く注意が必要です。

Q:「とびひ」(伝染性膿痂疹)について教えてください。
A:  はい。とびひは、高温多湿となる6月頃から9月頃にかけて好発し、皮膚の抵抗力の弱い0〜6才のお子さんに多く見られます。虫さされ、かき傷、スリ傷や湿疹などにブドウ球菌やレンサ球菌などの細菌が入り込んでとびひになります。最初かゆみを伴う水疱ができ、それが破れて体のあちこちに広がり、他のお子さんにうつしたりします。
 とびひは抗生物質の外用薬が効果的で、症状の強い時は抗生物質の内服薬も併用します。

Q:最近マスコミなどで「咳エチケット」という言葉をよく聞きますが、どういう意味でしょうか?
A:  毎年冬になるとインフルエンザがはやりだし、学校では学級閉鎖、老人の施設では集団感染や高齢者の死亡などが問題になります。そこで、インフルエンザの感染拡大防止のため国や自治体では、“ひろげるなインフルエンザ ひろげよう咳エチケット”の標語を掲げ、対策に取り組んでいます。
 インフルエンザは感染者の飛沫(ひまつ)、鼻水、痰などを介して流行が広がります。

   ・咳をしている人にはマスク着用を促す。
   ・咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口や鼻をおさえる。
   ・ティッシュなどはフタ付のごみ箱に捨て、その後はすぐに手を洗う。

 などが咳エチケットの意味であり、こうした普及啓発活動を行い、発生したインフルエンザの感染をできるだけ広げないことを目標としています。これはインフルエンザに限らず、その他の呼吸器感染の感染リスクを減らすうえでも大切なことは言うまでもありません。

Q: 「インフルエンザの予防接種は必要ですか?」
A:  毎日寒い日が続き、冬本番といったところでしょうか。冬といったらインフルエンザの季節でもありますよね。
 まれに重症化する可能性のある小児には、インフルエンザワクチンによる予防がまず第一であるといえます。小児でのワクチン効果は約30%前後といわれていますが、脳炎などの重症化はワクチンによりある程度予防できると考えられています。ワクチンは13才以下の小児では、1〜4週間の間隔で2回接種を原則とします。接種から2週間前後で効果がみられるため、12月中までには接種を受けるとよいでしょう。詳しくはかかりつけの小児科医にご相談ください。

Q: 「RSウィルスとは何ですか?」
A:

 毎年10月頃からRSウィルスの流行が目立ってきます。大人や年長児が感染すると鼻かぜ程度ですが、乳幼児がかかると肺炎や細気管支炎をおこします。特に早産や低体重で生まれた赤ちゃんは、重症化しやすいのが特徴です。また感染が非常に強いため、保育園などで集団生活している乳児も注意が必要です。
   初期の症状は鼻みず、くしゃみ、軽いせきなどですが、数日後にはせきも激しくなり、ゼイゼイという喘鳴や、多呼吸を伴い、ミルクを飲むのもつらくなってきます。現在は検査キットもあり、診断は比較的容易にできますが、有効な治療法はなく、あくまでも対症治療が主で、症状がひどくなると入院加療が必要となります。


Q: 「こどもの「夏かぜ」での注意点は?」
A:  夏かぜはアデノウイルスやコクサッキーウイルスなどが原因でおこり、代表的なものには、咽頭結膜炎(プール熱)やヘルパンギーナ、手足口病などがあります。のどの痛み、発熱、せき、下痢、腹痛などが主な症状ですが、嘔吐が続いたり、頭痛も強く訴える時は、髄膜炎を合併している可能性もあり、注意が必要です。夏は暑さのため体力がおちている上、寝冷えやクーラーのかけっぱなしなどが、乳幼児のかぜの誘因になることが多いようです。いずれもウイルス性の病気なので、水分の補給や安静などの対症療法により様子をみます。

Q: おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の症状にはどのようなものがありますか?
A:   保育園や幼稚園でおたふくかぜにかかるお子さんが増えてきました。おたふくかぜはムンブスウイルスによる感染で、3才以上の幼児や学童に多く発症します。耳の前下にある耳下腺が腫れるため、耳介の下からあごにかけて腫れ、口を開けると痛がります。しばしば顎下腺や舌下腺も炎症を起こし、あごの下まで腫れることがあります。 38 〜 39 度台の熱がでることが多く、腫れは一週間ぐらい続きます。髄膜炎や膵炎、難聴などの合併症を起こすことがありますので、激しい頭痛、腹痛、嘔吐などがある場合は要注意です。

Q:「夜尿症」について。
A:  一般的に5〜6才頃には体の様々の機能が整ってくるので、自然に夜尿はなくなります。それでも5〜6才児の約2割に夜尿がみられます。その原因により、(1)「多量遺尿型」(2)「排尿機能未熟型」などに分けられます。
 (1)は、神経・内分泌系の未発達により抗利尿ホルモンの分泌が不足し、尿量が増え、夜尿が引き起こされます。(2)は、膀胱が未発達で膀胱に尿をしっかりとためることができないため、夜尿がおこるもので、(1)と(2)の混合型もあります。
 治療は主に生活指導と薬物療法がありますが、生活指導のはたす役割が大きく、「起こさず あせらず 叱らず」を3原則とし、じっくりと治療に取り組みます。 

Q:「食物アレルギー」について教えてください。
A:  食物アレルギーはある特定の食物が原因となり引き起こされるアレルギー反応です。アトピー性皮膚炎、じん麻疹、乳児喘息、胃腸炎、アナフィラキシーなどの疾患として発症します。症状が出る部位は全身にわたり、食べてから症状がでるまでの時間もいろいろです。
 原因となる食物で比較的多いのは、卵、牛乳、小麦、大豆などです。アトピーの子がみんな食物アレルギーとは限りませんので、勝手な食事療法はひかえるべきです。疑わしい時は医療機関での診察や検査をおすすめいたします。
 乳幼児にみられる食物アレルギーは、消化機能が未熟で蛋白質などが分解されないまま吸収されること、腸粘膜の免疫物質であるIgAが少ないことなどが原因と考えられます。成長とともに消化する力が増し、腸粘膜の免疫物質も次第に増加すれば、食物アレルギーは自然に寛解していきます。症状の強いお子さんも6〜8才頃までには症状も改善するようですので、希望をもって治療をすすめていくことが大切です。

Q:3才男児で、夜寝る頃や朝起きる頃に咳がでます。1ヶ月ぐらい続いていますが薬を飲む必要があるでしょうか。
A:  ふとんにはいって体が暖まったり、走ったりすると咳込む、気温の変化で咳込むなど、ふだんから咳のでやすいお子さんがしばしばおられます。診察や検査でも異常所見が認められないことも多く、そのお子さんのもっている気管支の粘膜の敏感さが関係しているようです。このような咳をアレルギー咳嗽と呼ぶこともあります。特に治療を要さないものもありますが、咳のため眠れないとか、吐くほど咳込むなどという時には、気管支拡張剤や抗アレルギー剤などの投与で咳は楽になります。気温の寒暖差が咳を誘発することがありますので、季節の変わり目には注意が必要です。また、寝具や部屋のほこりなども咳の原因になりますので、こまめにお掃除することも大切です。

Q:生後2ヶ月の乳児に授乳していますが、最近私自身がかぜをひきました。赤ちゃんへの影響を心配し、薬を飲まずになおそうとしましたがなかなかなおりません。私は薬を飲んでもよいのでしょうか?
A:  授乳中のお母さんがかぜをひいた時内服をどうしたらよいかよく相談をうけます。
薬を飲んだという理由で授乳を中断する人がいますが、実際には授乳をやめなければならないような薬はごく少数にすぎません。飲んだら授乳をしてはいけないものは、抗がん剤や抗精神薬などごく一部の薬にすぎず、かぜ薬は全く問題ありません。それでも心配なら、かかりつけの先生に相談して下さい。
 市販薬を内服する時は、成分表示を確認し、子ども用にも使われているものならアスピリンよりアセトアミノフェンのほうが安心です。また、いろいろな成分が含まれている総合薬よりは、効能をしぼったもののほうがより安全でしょう。

:鼻水や鼻づまりがひどいのですが。。
A:  昨年夏の猛暑の影響で、今年のスギ花粉の飛散量は昨年の数十倍になると予想されています。
 小児の花粉症は、以前は小学生以上の大きいお子さんに多い病気と考えられていましたが、近年は1歳前後の小さい子どもがかかることが少なくありません。幼児でははっきりと自覚症状を訴えないため、診断が困難な場合もありますが、鼻汁や鼻づまりなどのほかに、これからの時期、外から帰ると目や鼻をよくかいたり、くしゃみがとまらないなどの症状がありば、スギ花粉症が疑われます。特に家族歴や既往歴にアレルギー疾患があるお子さんは注意が必要です。

Q:「感染症胃腸炎」とは何ですか?
A:  本症は、寒い季節になるとはやりだし、人から人への感染や食物・飲料水などを介して拡がります。乳幼児が突然の嘔吐、頻回の下痢、37〜38度の発熱などで発症します。年長児や成人にも次々に感染して「冬の食中毒」のようになることもめずらしくありません。
 原因は、ロタウイルスや小型球形ウイルスなどによるものが多く、予防は感染経路を考えると、うがいや手洗いばかりではなく、食品の加熱処理や生ものはよく水洗いするなどの配慮も必要です。
ご家庭では吐き気が強い時は食物を控え、吐き気が落ち着いたら水分を少しずつ与えます。
吐き気が続く時や顔色が悪く元気がない時は、早めに医療機関を受診させてください。

Q:他で「細気管支炎」といわれたのですが。。
A:  気管支の末梢に近い部分を細気管支といい、そこに炎症をおこすのが細気管支炎です。秋から冬にかけて多くみられ、主にRSウイルスによってひきおこされ、生後間もない赤ちゃんから2才ぐらいの幼児に好発します。
 最初は鼻汁や軽い咳ではじまり、発熱・不機嫌・哺乳不良・喘鳴を伴う咳などを認め、時に急速に悪化して呼吸困難をおこすことがあります。軽症例では、咳込んだ時上体をおこして背中をさすってあげると呼吸は楽になりますが、呼吸困難の強い児は入院治療が必要となります。

Q:「結核」への対策は?
A:  結核予防法の改正に伴い、これまで4才未満の小児に行われている「ツベルクリン反応(ツ反)」 と、「BCG」のやり方が変わります。来年4月1日から、(1)ツ反を受けずにBCGを直接受ける。(2)生後から6ヶ月まで(やむを得ない事情がある時は満1才まで)に受けることになります。
 日本では、高齢者を中心に結核患者はまだまだ減少しておらず、乳幼児が感染すると、結核性髄膜炎(ずいまくえん)や粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)など、重症のかたちで発症することがあります。
 制度が変わってもBCGをきちんと受け、結核に対して予防策を講じることが重要であることに変わりはありません。

Q:「ぜんそく」の症状にはどのようなものがありますか?
A:  「気管支ぜんそく」について。朝夕の気温が低くなるとともに「ぜんそく」の発作で来院する患者さんが増えています。夏の暑い時期に繁殖した室内や布団などのダニが秋には死骸となり、それを吸い込むことで発作が誘発されます。発作が軽いとせきや痰がでて、多少息苦しい程度で「ゼーゼー」という喘鳴はありません。せきが続くのは長びくかぜのためと思い込んで、ぜんそくが見逃されることがあります。せきは夜中から早朝にかけて多く、特に乳幼児は咳込んで嘔吐したりします。このような症状は1年を通して起こる可能性がありますが、特に秋は悪化するお子さんが多く注意が必要です。

Q:最近耳にする「咽頭結膜熱」とはなんですか?
A:  はい。夏にプールを介して感染することが多いため「プール熱」とも呼ばれ、県内でも広く流行しています。
 アデノウイルスによる感染症であり、プール以外でも、感染した人の飛沫(ひまつ)や目やになどを通してうつります。 主な症状は高熱、のどの痛み、目の充血、首のリンパ節の腫れなどです。熱は3〜4日続き、その他の症状は1週間ぐらいでおさまります。幼児から小学生に多く見られる病気ですが、兄弟などがかかれば乳児にも感染します。 高熱のため眠れなかったり食欲がない時は、病院で処方された解熱剤を使って、体力の消耗を防ぐようにします。




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